俺はいま、聴くだけでド派手に呪われそうな初代『サスペリア』(1977年)のテーマ曲を流しながらこの感想文を書いている。 音楽を担当したイタリアのバンド「ゴブリン」の代表曲のひとつであり、ホラー映画BGMの中でも『エクソシスト』のテーマ「チューブラ…
「く~る、きっとくる~」 なんていう曲が主題歌のジャパニーズホラーの大傑作『リング』(1998年)で、すでにこの作品の出現を予言していたのかもしれない。 古くから言い伝えられる田舎の邪悪な物の怪「ぼぎわん」に取り憑かれてしまった家族が、その呪い…
(C)2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., VILLAGE ROADSHOW FILMS NORTH AMERICA INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC 2001年に公開して大ヒットしたクライムサスペンス映画『オーシャンズ11』をご存知でしょうか? ジョージ・クルーニー、ブラッド・…
依頼されるミッションは、いつも成功率0%のインポッシブルかつ常識ハズレなものばかりなのに、いつも運の良さだけで任務を遂行してしまうことでお馴染みイーサン・ハントさん。 危機また危機の連続に見舞われるのに、なぜかギリギリ死なない。 まったくもっ…
男尊女卑思考のカタマリであり、口を開けば女性蔑視発言ばかりの実写版「男性至上主義のブタ」であるこの俺も、思わず自分のカミサンに日頃の感謝を表明して、ダイヤモンドのひとつでもプレゼントしたくなるような映画を観ました。 その名も『バトル・オブ・…
最高に爽やかな気分になれる映画を観たので感想を書かずにいられない。 というか、この作品のことを考えるだけで、自然と涙が溢れてしまうというか、もうね、すっごい泣けるんだこの映画。 爽やかさがギネス級、切なさがギネス級、そして何より、鑑賞後の晴…
いやー、ウサギさんって、ほんっとにカワイイものですね。それではまた、来週の金曜ロードショーでお会いしましょう」 これは、映画評論家の水野晴郎さんが生前残した最後の言葉である。 つまり水野さんは、人類にこう言い残したかった。 『ピーターラビット…
冴えない地元なんか出て、早く都会で文化的な生活をしたい! 都会への進学を夢見る少女レディ・バードの、破天荒で切ない高校最後の1年を描いた青春映画の最高峰。 切ない恋、背伸びした友人関係、うんざりする母親の小言と退屈な日常、そんな儚くて危うい青…
いや、本当にすみません。 前情報とか知らずに鑑賞してしまいまして、最初はCGだと思って観てたんですこの映画。 ずいぶんと面白い動きするキャラクターだなあなんて、素直にその「ぎこちなさ」を単なる世界観だと思って楽しんでいたんですが、映画が進むに…
結論から言わせていただくと、シリーズ最新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ ウォー』は今世紀最強の映画です。 映画史に刻まれるであろう名作中の名作。 この作品を観ているかどうか? で映画ファンとしての立ち位置も大きく変わるでしょう。 個人的に…
『パシフィック・リム』1作目を観たあとの自分の感想文を改めて読んでみたら、散々と大絶賛したあげくに、ラストを「生きててよかった!」というセリフで締めくくっていたのでびっくりした。 なぜなら、あれから5年の歳月を経て公開された続編『パシフィック…
『ブラックパンサー』、略して“ブラパン”。 ブラパンはいいぞー。 などと、思わず著しく語彙力の無いひとことを書いてしまうのには理由があります。 この映画が、ご存知MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品であり、俺の人生における最高傑作『…
アカデミー賞最優秀作品賞に輝いてしまった『シェイプ・オブ・ウォーター』。 とんでもない快挙なのは間違いないけど、こんなオゲレツな作品が名誉ある賞(というか日本人的にはもっとも権威ある映画賞)を獲ってしまったことに驚きを隠せなかった。 さらに…
「てめえナメてんのかコノヤロー!」 「てめぇらガタガタうるせぇんだよバカ野郎!」 こんな知的なやり取りが2時間ずっとつづく、まさにエレガントなひとときを満喫できる上流階級の映画体験。 それが北野武監督『アウトレイジ』シリーズです。 このシリーズ…
はじめまして。 映画ライターのデヴォン山岡です。 このブログでは、個人的に楽しんだ映画の感想文をどんどん書いていこうと思っております。 とにかくジャンル問わず、年代を問わず、意味不明なタイミングで、俺がそのとき紹介したい作品の感想文を、なんの…