『オーシャンズ8』は、あり得ないほど贅沢すぎる至福の映画体験だ!
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2001年に公開して大ヒットしたクライムサスペンス映画『オーシャンズ11』をご存知でしょうか?
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、マット・デイモンといった主役級のスターが出演し、窃盗チームを組んで知的かつスタイリッシュに裏稼業を成し遂げるといった作品で、当時は「ハリウッド史上最強の犯罪ドリームチーム」なんてコピーで盛り上がっておりました。
しかし、フタを開けてみると、その窃盗チームにおけるスター俳優はその3人のみで、残りの8人はとても地味なメンツとなっており、メインビジュアルに出ていたジュリア・ロバーツやアンディ・ガルシアはチームの一員ではないというガッカリの内容だったのでした。
鑑賞後の感想
「それほどドリームチームじゃなかった・・・」
あれから17年の時を経て、シリーズを継承する最新作『オーシャンズ8』が公開。
メインキャストには、サンドラ・ブロックやケイト・ブランシェットなど、とにかく凄い豪華女優が名を連ねておりますが、1作目のガッカリ感が脳裏に残る俺としては「どうせまた全員がチームメイトじゃないんでしょ」なんて疑念まみれで鑑賞。
鑑賞後の感想
「スゲエよ! むちゃくちゃドリームチームやないか!」
キャストが神! サンドラ・ブロックひさびさに見たわ
『オーシャンズ8』で活躍する、クセ者揃いの女性たち8人による窃盗チーム。
これがもうワクワクするほど豪華なメンバーなので、まずこのキャストだけで心が惹かれまくります。
サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ、サラ・ポールソン、ヘレナ・ボナム・カーター、リアーナといった凄まじく個性派な女優陣がチームプレイをするってだけでたまりません。
そこに、アジア人ラッパーのAWKWAFINA(オークワフィナ)やインド系アメリカ人のミンディ・カリングが加わり、人種も個性もバラエティに富んでいて、刺激的。
8人それぞれのキャラクターの作りこみも絶妙で、性格と得意分野を生かして全員が輝くように練られた脚本も見事でした。
全員が揃ったシーンの豪華さは悶絶モノですよ。
で、とにかく俺のイチオシはサンドラ・ブロックですね。
めっちゃひさびさに映画館でサンドラ・ブロック見ましたが、いままで何やってたんだこの人。
まさか、本当に刑務所に入ってたんじゃないのか?
そんな不謹慎なことを考えてしまうほど懐かしかったわけですが、5年ぶりくらいに見たサンドラの姿はかなりのイイ女。
若いころはどちらかというとイモっぽいイメージというか、田舎臭い顔でしたが、熟女と化した今のサンドラは色気ムンムンで魅力がすごいよ。
ケイト・ブランシェットと並んでも十分貫禄は負けていないし、アン・ハサウェイと比べても色気で負けてない気がします。
このサンドラが魅せるオーラとカリスマ性は、この作品の見どころのひとつですね。
スタイリッシュで痛快、豪華絢爛なクライム映画
計画の首謀者であるデビ―・オーシャン(サンドラ・ブロック)は、前作でジョージ・クルーニーが演じた泥棒のスペシャリスト「ダニー・オーシャン」の妹という設定です。
ダニーは、ラスベガスの巨大カジノをはじめ、難攻不落の金庫破りを次々に成功させていましたが、今回この兄の遺志を継ぐ妹デビ―が挑むのは、カルティエが作った1億5000万ドルの宝石。
しかも盗みの舞台は、メトロポリタン美術館で行われるファッションイベント「メットガラ」というね。
ストーリーだけでもうゴージャスすぎるわけですが、もちろん窃盗計画の全貌も大胆でゴージャス。
サンドラ演じるデビ―が、刑務所の中で5年かけて計画したその巧妙なトリックは、観客も思わず騙されてしまうほど、先読み不可能で驚愕&痛快でした。
セクシーな悪女たちによる鮮やかなチームプレイに魅せられる。
しかも、ただのスタイリッシュなクライムサスペンスじゃなくて、この映画には「スターの競演」という映画ファンにはたまらない魅力もプラスされるので、もうオープニングからラストまで豪華さが持続するわけです。
まとめ
存在感抜群の8人の美女が大暴れする『オーシャンズ8』。
オーシャンズシリーズを観ている人ならば文句なしで楽しめるけど、実は過去作を観ていなくてもぜんぜん問題なく楽しめる親切設計でもあります。
もし、予習してから観たいという人でも、シリーズ過去3作のうち1作目『オーシャンズ11』だけ観ておけば大丈夫。
正直、俺は1作目しか観ていないんですが、『オーシャンズ8』メチャクチャ楽しかった。
豪華なキャスト、スタイリッシュな展開、痛快な物語、エンターテインメントとして文句なし!
よって点数はこうなります。
100点満点!