デヴォン式ローデッドクラッチ

映画ファン最後の良心「デヴォン山岡」が映画を楽しみまくって感想を書きます。

黒人映画『ブラックパンサー』、いやお前、実はこの映画は黒人をディスってないか?

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ブラックパンサー』、略して“ブラパン”

 

ブラパンはいいぞー。

 

などと、思わず著しく語彙力の無いひとことを書いてしまうのには理由があります。

 

この映画が、ご存知MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品であり、俺の人生における最高傑作『アベンジャーズ』シリーズの最新作であることが大きな理由。

 

映画ファンであればMCU作品を無視することなどできないわけで、このシリーズを見続けることこそが「映画ファンであること」の証明になると、俺なんかは本気で思っているのです。

 

で、このブラパンは、2016年に公開された『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で初登場した、国王でありながらヒーローもしている忙しい人ブラックパンサーさんのスピンオフ作品。

 

スピンオフと言っても、今までのアベンジャーズシリーズにおけるヒーロー作品同様、単体のヒーロー映画として成立している超大作ですし、全米では度肝を抜くほど大ヒットしております。

 

ブラパン、すげえ。

 

 

独特すぎるブラパンの世界観

 

ブラパンはその世界観が他のアベンジャーズたちの作品とはかなり違っていて、ひとことで言うと描かれているのは自国の内輪モメです。

 

だから物語の舞台は、ほぼブラパンさんの祖国であるワカンダ王国。

 

しかもこの国は、一見アフリカの発展途上の小国に見せかけていますが、実は最先端のテクノロジーを隠し持っていて影でメチャクチャ発展している未来都市なんです。


つまり、なにがなんだかよくわからない。

 


最新鋭の技術と高度な文明で自分たちだけ発展し続けていると自負しているくせに、国王を決めるのには腕っぷしの強さを競うというボス猿みたいなことをしています。

 

 

文明社会なのか猿社会なのかどっちなんだよ?

 

 

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また、出てくるキャラクターもかなり個性的。

 

ブラックパンサーを名乗るこのヒーローは当然黒人です。

 

それどころか、ワカンダ共和国はアフリカ大陸にある国なので、当然のように出てくるキャラはみんなアフリカ人(黒人)なのです。

 

で、俺なんかはAKBグループやモー娘。の区別はつくけど、黒人の区別はまったくつかない。

 

たとえば、サミュエル・L・ジャクソンモーガン・フリーマンなんてまったく区別がつきませんよね。

大統領役やってたらかろうじてモーガンかな?と認識できたり、殺しの前に聖書の一説を読み上げたらかろうじてサミュエルかな?と認識できたりその程度です(なわけねえ)

 

そんな白痴な俺でも『ブラックパンサー』における黒人は見分けがつきやすいように、キャラクターのヴィジュルがわかりやすい。

 


ブラックパンサー(ティ・チャラ)→普通の髪型

敵(キルモンガー)→カッコイイ髪型

ブラパンの恋人(ナキア)→変な髪型

ワカンダの女将軍(オコエ)→丸坊主

協力するCIA(エヴェレット)→ワトソンさん

 


このように、基本的に髪型で区別がつくのありがたいですね。

 

特に、ワカンダの軍隊の最強の女戦士オコエさんは丸坊主っすよ!

 

丸坊主なんて、個人的に謝罪のとき罰ゲームなんかでするものってイメージがあるので、そんな髪型を好き好んでやっていることに衝撃を受けたし、きっと戦闘をするうえで合理的なスタイルなのかもしれないとか思うと感心してしまいます。

 

確かに、敵に髪を引っ張られないからいいよね。


そんな感じで、結局その野蛮な風習(というか、この国はもうぜんぜん文明が発展しているように見えないのせいで、大変な危機を迎えるワカンダ王国。

 

猿のくせにテクノロジーだけは高度なので、ワカンダ王国が乱れれば、当然世界が猿に支配されてしまう危険性もあるわけで、もはや『ブラックパンサー』でありながら『猿の惑星』でもあるわけですな。

 

ムチャクチャやないか。

 

 

史上もっとも大成功した黒人ヒーロー映画

 

というわけで、この作品が絶賛されている理由としては、ヒーロー映画でありながら黒人映画であるところでしょうね。

 

白人が活躍するヒーローものではなく、黒人たちが知恵とパワーで世界を救う大活躍をするという物語。

 

少なくとも海外ではそういった理由で評価が高いのかもしれません。

 

ハリウッドでは「映画業界は白人社会だ」みたいな問題もあって、最近特に黒人やアジア人の活躍する映画が多いけど、これってあからさますぎてどうなんだろう?って思いますが、そのへん当事者の黒人のみなさんは深く考えていないのでしょうかね。

 

まあいいや。、とにかく俺はもともと白人も黒人もひとくくりに「外国人」としか見ていないので、そんなものはどーでもいいっつうか評価の対象になんかなりません。

 

俺的に、この作品の面白さをアピールするとしたら、それはズバリ“親子で鑑賞したら超燃える”という部分ですね。

 

先ほども書いたように、ブラパンの世界観はあまりにもぶっ飛んでいるので、子どもにはちょうど良いんです。

 

王様を決めるのにタイマン勝負するなんて、単純明快で最高じゃん。

 

俺は息子と観たんですが、最初の王位争奪マッチを観て「あのフィニッシュの三角締めはしっかりキマッてたねえ」なんて感心しきりでした(笑)

 

 

 

アベンジャーズ』の最新作へのプロローグ

 

さて、4月にはシリーズ最新作であり『アベンジャーズ』の正式な3作目アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーが公開されます。

 

ブラパンはまさにその直前の作品ということもあり、マーベル作品の最高峰になるであろうこのビッグイベントを最大限に楽しむためには 鑑賞必至の作品なのです。

 

ちなみにインフィニティ・ウォーには、ブラックパンサーさんはもちろんワカンダ王国のセクシー丸坊主戦士オコエさんも登場する様子です。

 

不死身の帝王サノス相手にヤリで戦う気か?

 

しかしそう考えると、ブラパンって黒人上げ映画に見せかけて、実は「黒人は最新テクノロジーがあるのにヤリで戦ったり、王座を殺し合いで奪い合ったりするような野蛮な猿」と遠回しにディスっている映画なのかもしれませんね。

 


100点満点!(そんなに褒めてないけど)