ローデッド式デヴォンクラッチ

映画ファン最後の良心デヴォン山岡が映画を楽しみまくって感想を書きます。

【自己紹介】ブログ管理人の2017年度映画ベストテン

はじめまして。

映画ライターのデヴォン山岡です。

 

このブログでは、個人的に楽しんだ映画の感想文をどんどん書いていこうと思っております。

 

とにかくジャンル問わず、年代を問わず、意味不明なタイミングで、俺がそのとき紹介したい作品の感想文を、なんの必然性も無く書いていくというコンセプトとなっておりますので、お付き合いいただける方はぜひとも読者になってください!

 


さて、最初の記事と言えばやはりプロフィールの紹介ですよね。

 

しかしながら、ここで生年月日やら、趣味やら、好きな食べ物やら、性癖やら、黒歴史やらを紹介したところで、そんなもので人間の本質など到底わからない。

その人間の人間性を手っ取り早く知るのであれば、やはり「好きな映画」を確認するのがいちばんではないでしょうか。

 

ってことで、ここではわたくしデヴォン山岡の2017年度版の映画ベストテンを発表させていただき、それを自己紹介とさせていただきたく思います。


以下のランキングを見れば「あー、コイツってこんな奴なんだ」ってのが一目瞭然!

「読者になる」ボタンも気兼ねなく押せるってもんですよ、はい。

 


2017年映画ベストテン

1位『エイリアン:コヴェナント

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これを観るために生きていると言ってもいいぐらいに、リドリー・スコットの描くエイリアンの世界が好きです。


みんながスターウォーズに熱狂するのと同じように、俺はエイリアンに熱狂しているんです。

 

これを面白くないという人の大半はどうせ『プロメテウス』も観ていない。
『プロメテウス』を見ていない人の大半はどうせ『エイリアン』に興味がない。

 

結論として『エイリアン:コヴェナント』を楽しめなかった人たちは、一生エイリアン映画を観るべきではない。

リドリー・スコット監督は作品を通してこうメッセージを送っています。

 

俺のエイリアンを観たいか? と。

 

観たい。

 

と思ったファンがあまりにも少なかったので、続編のプロジェクトが停滞しているそうです(泣)

つまり、俺以外は誰もリドリー・スコットの世界についていけていないのか。。。

 

 

2位『散歩する侵略者

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侵略モノのSF映画ですが、根底にあるのはコミュニケーションの物語でした。

 

黒沢清監督作品の定番である、他者との対話

 

素性も考え方も生きる目的も価値観も、何もかもが違う相手とどうコミュニケーションをとるか?

 

いつもならば、わかりあえない同士は所詮わかりあえませんといった虚しい話で終わるが、今回は何か違います。

 

お互いにわかり合おうとする意思が見えるんですよね。

その先に、残酷な結果が待っているとしても「わかり合おうとする」ところに感動を覚えずにはいられない。

 

黒沢清、なかなか優しくなったなと感じました。

 

 

3位『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』

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この作品、トム・クルーズが主演でなければ観もしなかったと思います。

 

それほどまでに、すべてトムの魅力で持っているような作品。

 

トムがミイラを復活させて、トムが自分で解決するという究極の自作自演乙展開

 

ここで「トムだからしょーがねーかwww」と思えるかどうかで評価が真っ二つに分かれる。

 

俺なんかはもうトムであればなんでもいいので、どんだけムチャクチャな展開だろうがそんなものは関係ない。

 

トムが世界を巻き添えにして暴れている。

そこに恥も外聞も無く感動してしまうんです。


 

4位『ブレードランナー2049』

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35年ぶりの続編という、まったく意味がわからない企画です。

 

ブレードランナー』が好きな人なんかそのほとんどが老人だし、俺だって特に思い入れがある作品でもありませんでした。

 

にもかかわらず、誰もが納得する、これしかあり得ないと思える出来の続編としてまとめたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の手腕というか、そのバランス感覚を素直に素晴らしいと感じました。

 

世界観をしっかりと引き継ぎつつも、新しい物語を創り上げ、さらにオリジナル作品との関係性を取り込んで展開させるなんて、マジでこの監督にしかできない芸当ではないでしょうか。

さらに、女AIがエロすぎるところも最高でした。

 


 

5位『ネオン・デーモン

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エレガントでありながら圧倒的ドスケベ感を醸し出すクリフ・マルチネスのエレクトロミュージックに乗せて、キラキラした衣装に身を包んだうら若き少女が暗黒面に堕ちていく過程は強烈なインパクト。

 

あまりにも刺激が強すぎて、美しいのか気持ち悪いのか判断がつかなくなるという意味では、「美」と「醜悪」は紙一重であるというメッセージにも思えました。

 

 

6位『ラ・ラ・ランド

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「映画」を超えて、「ミュージカル」を超える。

 

ジャンルを飛び越えた独自のエンターテインメントを創り上げた作品で、鑑賞後には感動どころか「絶望」してしまうほどの完成度でした。

 

モノづくりをしている人で、この作品を観てヘラヘラ「面白かった」とか言っているノンキな奴はもうモノづくりなんかやめたほうがいいですね。

 

こんな凄いモノを見せられて、嫉妬絶望を感じないならクリエイティブなんかやめちまえと。

 

 

7位『トリプルX:再起動』 

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始終なにをやっているのかわからなかったんですが、面白いモノ、ハチャメチャなモノを見せたいというサービス精神だけは泣けるほど伝わる作品でした(笑)

 

俺が水野晴郎だったら、間違いなく上映週後に「いや~、映画ってほんっとにいいものですね」と口走っていたはず。

 

常に進化しつづけるアクション映画というジャンルを語る上で、これを観ていないと乗り遅れる感が凄かった。

 

 

 8位『マリアンヌ』 

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この作品の抜け目のない画作りというか、迫力のある構図というか、とにかくすべてのシーンがあまりにもド派手

 

作品の内容自体はスパイ同士のラブストーリーと地味なのに、なぜこれほどまでにヴィジュアルで魅せられるのか?

 

映像を極めたロバート・ゼメキス監督だからこそ到達した、細部までこだわりぬいて作られたヴィジュアルインパクトに度肝を抜かれました。

 

 

9位『アトミック・ブロンド

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すべてが閲覧注意とも言える衝撃シーンの連続。

 

スタイリッシュなアクション映画かと思ったら、泥臭い暴力とバカバカしい裏切り、行き当たりばったりな殺し合いが繰り返され、クライマックスはただの地獄。

 

そんな殺伐とした世界観でも、シャーリーズ・セロン嬢は優雅さを保っているから凄いです。ボッコボコに殴られてヘロヘロになっても、セロン嬢は美しすぎるの、ほんとさすがです。

 

 

10位『ゲット・アウト

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人間の欲望の限界の無さを描いた作品ということで、今年いちばん恐ろしかったです。

 

展開は先読み不可能。

なのに、何か不吉なことが迫っていることは容易に感じ取ることはできる。

 

「怖いことが起きるけど、それが何かわからない」という不安感をあおりまくる演出が見事でした。

 

 

以上、管理人の2017年ベストテンでした。

 

共感していただけた方、もしいらしたらぜひぜひ他の記事も読んでいただければ幸いです!

今後ともどうぞよろしくお願い致します!